Greetingご挨拶

会長 井上 寛之

第13回定時総会・懇親会 会長挨拶

  第13回定時総会・懇親会にお集まり頂き、また先程の定時総会も皆様のおかげで無事終了しました。 本当にありがとうございました。
 本日は片山副知事をはじめ、ご来賓の皆様をお招きして時間の許す限り会員との懇親を深めて頂き、楽しんで帰って頂きたいと考えています。
 さて国内の情勢ですが、昨年の5月以降新型コロナが5類に移行し通常の日常生活に戻ってきましたが、世界の各地で戦争があり、その影響により物価が高騰し大変厳しい日々が続いておりますけれど、円安の影響で大手企業は過去最大の収益を出しているところが多いようで、大手企業の多くは賃上げを実施している状況でございます。
しかしながら中小企業はなかなか賃上げ出来ていないようです。我々の業界も、今後発展していくためにはどうしても賃上げが必要です。
どうか皆様、仕事を頂いているオーナー様に感謝し、会員の皆様と一丸となって情報交換をしながら、何事にも積極果敢に取り組んでいかなければならないと考えています。
 当協会の事業についてですが、当協会は兵庫県との連携で、知的障害者の就労支援に力を入れております。
兵庫県と兵庫県社会福祉事業団からの受託により、知的障害者への就労支援を目的に「清掃業務基礎訓練」や「専門技術(ビルクリーニング)の教育プログラム」を作成し、知的障害者が自立と社会参加への取り組みが出来るよう技能習得訓練を継続していく所存でございます。 障害者の雇用においては、障害者雇用率が2023年から段階的に引き上げられ、2024年度は2.4%、2026年には2.7%となります。また2024年4月1日から事業者における合理的配慮の提供が努力義務から義務化されています。
障害者雇用について経営者の皆様に集まっていただき勉強をする機会として7月26日に「経営者セミナー」を開催しますので奮ってご参加願います。
また我々ビルメン業界は高齢者雇用の受け皿として労働市場に対して大いに貢献してきたところですが、外 食産業、食品加工業、運輸業、建設業に至るまで高齢者が引っ張りだこの状態で、高齢者をめぐる業種間の争奪戦で大変な状況となっており、全産業的に人手不足が進行しています。
また、外国人雇用については、先週のニュースで隣の国韓国では移民の拡大に力を入れる方針を出しました。 今までは10年韓国に滞在すると永住権を発行しておりましたが、それを5年に短縮して拡大を図るようです。日本でも「育成就労」という形で技能実習に代わる制度が導入されるようですが、より人材不足が解消されるよう我々協会は、 国会議員組織のビルメンテナンス議員連盟への要望活動を引き続き行ってまいりますので今後ともよろしくお願いします。
最近コロナ禍であったことから会員同士の親睦行事を行っていません。コロナが収束となって何か親睦行事を計画するよう総務委員会に指示していますので、今年度は何らかの行事をする予定です。皆さん奮って参加をお願いします。
主な行事の最後に令和8年9月に当協会は創立60周年を迎えることから、6月に創立60周年記念事業準備委員会を設置しますので、各委員会活動に参加して頂い ている皆さんにも是非とも委員になって頂けるようよろしくお願いします。
また、今年は会員企業への訪問を行いたいと思いますので、協会の事業活動で「新しい事業や新規講習会」等のお話がございましたら、ご意見を賜りますのでお聞かせください。よろしくお願いします。
持続可能な開発目標であるSDGsに取り組むとともに、我々の業界も社会経済活動を支える最も重要な社会基盤として活動すること、そして会員企業の従業員の資質や技術の向上に努めることが必要です。
当協会はますます重要な役割を果たさなければなりませんので、ここにおられるご来賓の皆様と会員の皆様の更なるご支援・ご協力をよろしくお願いします。
最後になりますが、会員企業の皆様のますますのご繁栄と本日お集りの皆様のご健康、ご多幸、ご活躍を祈念申し上げ私のご挨拶とさせて頂きます。 ご清聴誠にありがとうございました。


令和6年5月29日